映画ではなく現実世界での復讐劇 2023/05/31 

2017

兵庫県加古川市のアパートに空き巣に入ったとして、81歳の無職の男が逮捕されました。被害にあった住民の男性の執念が逮捕につながりました。

住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、神戸市の無職・藤岡一雄容疑者(81)です。逮捕容疑は2017年9月、加古川市別府町のアパートの一室に侵入し、現金10円などを盗んだというものですが、この部屋に住む戸村さんは2016年12月から同様の被害に遭っていたと話します。

「そこそこの金額、約200万円近くはあったと思います。大金も盗まれたことやし、意地でも捕まえてやろうと」(戸村和嘉さん)

戸村さんは部屋の中に6台、外に3台のカメラを設置。そして2017年9月、ついに男の姿を捉えました。

「いろいろトラップ、罠、エサ、いっぱい仕掛けていました。500円玉をいっぱい貯めたように見せかけた、ゲームセンターのコインを入れた貯金箱。『何回も何回も土足で入っとんのや』となったら頭にきましたね」(戸村和嘉さん)

執念で監視を続けた戸村さん、原付バイクに乗ってきて、盗みを働こうとしてるところを藤岡容疑走戸村さんが取り押さえました。3回被害にあい、4回目で捕まえたようです。

執念です。警察に言っても、何かしてくれるわけでない。だから、自分で、捕まえる。かなり危険なことだし、戸村氏は絶対的、自信と執念があったから、できた事ですが、天晴です。81歳の藤岡は結局、人生の晩節に世間に醜態をさらすこととなりましたが、まあ、仕方ないことです。自分の行ったことには結果がついてまわることを藤岡は81年の人生で学ばなかったのでしょうか。


海外の動画なんかを見てると,盗みに入った泥棒がその建物に閉じ込められたりしてるのがあります。建物主がもともと、泥棒を想定して、罠をしかけてるわけです。まさに、ねずみ獲りのねずみ、箱罠にかかるイノシシのようです。

(廊下に閉じ込められる泥棒、このドアはホテルのドアのように外からは鍵がないと開けられない構造のようです。泥棒は暴れまわるが、なす術なしで、結局、かけつけた警察にとりおさえられてました。)

(店に閉じ込められる強盗)

これも間抜けな強盗です。強盗に入られた店の人間は機転を利かせ、店外に逃げ、その隙に、強盗を鉄柵の装置で、閉じ込めるという、これまた天晴な事件です。そうとう腕に自信がないと危ないとおもいますが、素晴らしいです。犯人たちにはじっくり、反省してもらいたいものです。


2023

コロンビアのコルドバ地域は多くの麻薬密売組織や反社グループの拠点となっていて、非常に治安が悪い。

コルドバに住むルベン・ダリオ・ビロリア・バリオスは、ビジネスマンとして成功し、敬虔なキリスト教徒として市民からの尊敬を集めていた。しかし、裏の顔はギャングのボスで、人殺しなんかもやっております。その犠牲者の奥さんはなんと復讐劇をとげました。奥さんはこのバリオス容疑者を殺すとか、そういうのではなくて、身元を隠して近寄っていき、愛人になり、この男がすっかり、ガードをさげて、関わってる犯罪を奥さんにも、すっかり、喋って、共有したところで、奥さんは警察にすべてを告発し、この男は御用となりました。何十年も刑務所に入る見通しのようです。まるで、映画です。小生、世間と少し、ズレてるのかもしれませんが、この事件は天晴だとおもいました。普通、映画とじゃでは仇を殺しますが、この奥さんは自分をそのレベルに落としたくなかったのでしょうか、まあ、いくら、復讐といえ、人を殺したら、自分も罰せられるのは目にみえてますし、奥さんのおこなった行動は賢明だし、素晴らしいです。こういう事例があると、警察、しっかりしてよと思ったりしてしまいます。この奥さんも警察を信じてても埒があかないとおもったのでしょう。ほんと、被害者の遺族は泣き寝入りのこの日本では信じられない話です。この奥さんの一連の行動はまるで、映画の世界です。まあ、実話として、この事例について映画が出来そうな気さえします。

ぱっと思いつくのが、ゴッドファーザー2で、ロバートデニーロが子供のとき、親、兄弟を殺された仇を、20数年もたってから、仇を復讐しにいったのを思い出します。仇は以前は地元のマフィアのボスでしたが、復讐する時はすっかり、ボケ老人になってましたが、そんなのは関係ないです。小生、正直、胸がすく思いだったのを覚えてます。

もうひとつ、思い出したのが、映画、スティングです。 あれはマフィアのドンから、大金をせしめる内容でしたが、別に殺したりはしなかったです。あんだけ、手の込んだ仕返しをするのなら、マフィアのボスを殺したほうが早いのにと思いました。ポール・ニューマン自体は映画の中で、復讐は馬鹿がやることだと言っておりました。人を恨めば、穴、2つということでしょうか。まあ、でも、スティングが映画として、傑作であることに変わりないですが。

現実の世界では被害者の遺族は一生、泣き寝入りで、加害者は10数年したら、出所して、のうのうと暮らす馬鹿野郎ばかりだと思います。やっぱり、そういう状況だから、かたき討ちをするような映画が沢山、つくられてると小生は考えてしまいます。

現実社会を考えると、旭川いじめ事件で、加害者を擁護する馬鹿野郎まで、出てくる始末です。

(ルベン・ダリオ・ビロリア・バリオス容疑者)

小生、今後、このような事例、コロンビアの被害者の奥さんのような事例には注目していきたいとおもいます。

 

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