よく、いじめ問題をかたる時に出てくる題材です。「いじめられる側に理由がある。」これを言う人間は、まず。「いじめる側が一番、悪いんだけど」という申し訳程度の前置きをして語りだします。
朝倉未来
(十代の頃の朝倉未来、木刀を手にしてます。)
朝倉は「いじめ問題ってあるじゃん」といい、自身もよく「いじめ問題についてどう思いますか?」と聞かれることを告白。この問題に、朝倉は「正直、俺はいじめられる側にもなんかの原因はあると思う」とした上で、「自分を客観的に見てまず原因を解明してそれを直していくことが大事」と自身なりの解決法を明かした。「本当になんの落ち度もないのにいじめられるパターンもあると思いますけど、なんかの原因があると思うんですね」と持論を展開。それでも、「いじめてるやつが100%悪いのは変わりはなくて、いじめっていうものはなくならないといけないもの」「いじめ対策の一つとして強くなることが大事」という経験則を得たとのこと。「いじめられる子自体が強くなれば、いじめられることがなくなる可能性があるのかな」
(写真では分かりにくいですがニヤケ顔をしてます。朝倉氏はよくニヤケ顔をして相手を煽ります。)
朝倉未来のこの言動は話題になったようです。さすがに路上の伝説ならではの見解です。いじめ対策のひとつとして強くなることは少し理解できますが、しかし強くなれない人もいます。そして小生は朝倉未来は試合前や試合中、相手に対してニヤケ顔をするのを見てると、「朝倉未来は、いじめっ子出身やろ」と思ってしまったりします。朝倉は「いじめられてる側に何か原因がある」と強調してます。朝倉未来の言いそうなことです。朝倉氏は今でこそ有名格闘技youtuberですが今に至るまで沢山の人間を殴りはったおしてきた人間です。本人もドヤ顔で言ってましたが「相手がやりかえしてこれないぐらい徹底的にやっていた。」ようです。どうも小生はこの朝倉未来が好きになれないです。いつも堂々とおかしな事を言うからです。ちょっとぐらい申し訳なさそうにしてくれてもいいと思いますが。
朝倉氏の言ういじめられてる側にも原因があるについてはさまざまな見解があると思います。
アントニオ猪木は力道山に付き人をしていました。その時、相当、いじめられていたようです。そして猪木は言います。
(若かりし日のアントニオ猪木氏)
「毎日、ただ殴られていただけ。そこに理由なんかなかった。」
力道山にしたら朝倉氏のいう理由があったのかもしれないですが残念ながら力道山の弁解記事はありません。ただ猪木氏は「そこに理由がなかった。」と言います。
ひろゆきという人間がいます。いつも逆張りをする人間です。しかし、この「いじめられる側にもなんかの原因はある」について次のような見解を持ってます。
(ずっと実年齢より若く見えてましたが、いよいよ歳をとってきたなあと思わせる一枚です。)
いじめをする人の言い分として、「いじめられる側にも問題があるよね」ということがよく言われます。目立った行動をしたり、集団に合わせたことをしていないから「いじめてもいい」という論理です。
でも、これは僕は100%間違っていると思います。
いじめられる側に「問題」があるのではなく、いじめる側が目ざとく、いじめるための「原因」を見つけ出して、「理由づけ」をしているのです。「髪を染めている」「両親がいない」「外国人の血が入っている」など、自分たちとは異なる部分を見つけ出して、それをいじめる理由に仕立て上げているのです。
なんか、ひろゆきらしくない発言です。そして小生、ひろゆき氏が言う「いじめるための原因を見つけ理由づけ」という意見に賛同します。
マツコデラックス
「いじめられてるのって、別にその人が悪いからいじめられてるわけじゃないからね」
「いじめなんてものに、理由なんかないの。いじめられている人に欠点があるから発生しているんじゃないんだから、そこを強くしようという発想は、もう、根本が間違ってると思う」
全く朝倉氏と正反対の意見であります。
中川翔子
よくいるじゃないですか。「いじめられるほうにも問題がある」とか「気にするほうが悪い」とか言いだす、変な大人。ほんと、意味がわからない。どう考えたって、いじめるほうが悪いのに。
いじめは、人の心を壊し、殺しかねない行為ですからね。そもそも理由があるからいじめてもいいんだ、なんて言いだしたら、歯止めがきかなくなってしまう。世の中にいるたくさんの変わった人を、馬鹿にしたり攻撃したりしていい権利なんて誰にもないですよ。
あまり小生、中川翔子氏について知らないですが、ジャッキーチェンが大好きなのは知っています。
朝倉氏にはいじめる側がいじめるのを辞めるような方向で意見してほしいものです。そこをサラッと流さないでほしいものです。
小生はいじめに関してはいじめる方が悪いと思いますし出来ることなら撲滅したいです。実際、いじめで自殺してる人のニュースを見てると胸が痛くなります。そして親御さんのことを案じてしまいます。ビートたけし氏が、いじめについて、
「これはもう「いじめ」じゃなくて「犯罪」だろうよ。「暴行罪」「脅迫罪」「恐喝罪」と、ホントの罪状で呼んでやらないと」
小生、ほんとにたけしの言う事に異論はないです。
いじめは子供だけでなく大人の世界でもありますし、世の中の暗いニュースを見てると人間嫌いになってしまいますが、それでも人間を信じていきていきたいものだと小生は思います。
小生ごときが知ったような口を聞いてすみません。失礼します。
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